こんにちは、もりぽぽです。
私たちは注文住宅を建てると決めてから、まずハウスメーカーや工務店を調べ、建てたいメーカーを絞りました。そして次にしたのが、展示場やモデルハウスではなく、完成見学会に行きました!
この記事では、完成見学会に行って気づいた行くべき理由について書いていきたいと思います。
この記事はこんな人におすすめです。
- 完成見学会に行ったことのない方
- 完成見学会ってどんな感じなのか気になる方
- 完成した家を見ずに、これから契約しようと思っている方
完成見学会とは?
「完成見学会」は、新築で建てた家を買主に引き渡す前に見学に行けるイベントです。
建て主から許可をもらい、期間限定で行われます。
好きな日時に見に行けるわけではなく、事前に予約が必要です。
引渡し前の土日2日間に行われることが多く、外構工事などは終わっていないことが多いです。
展示場ではなく、実際に建てた家を見学できるのでよりリアルな様子が分かります。普通の家なので外観、内覧は30分程度で見て回れますし、気になることを質問したり設備を見て回れるので、とても参考になります。
ただし注意点がいくつかあります。参加するうえで気を付けたいポイントを押さえましょう。
①完成見学会は建て主の方のご厚意により開催されます。
必ずスタッフの方の許可を得たうえで、設備や棚などを触れるようにし、丁寧に扱いましょう。
②手袋やスリッパが用意してあることがほとんどなので、素手で触ることのないように
しましょう。用意されていない場合もあるので、持ち物を事前に確認しておくと安心です。
夏場はサンダルを履いていても素足で回ることのないように、靴下の準備も忘れずに。
③トイレは使用できませんので、あらかじめ済ませておくと安心です。
④小さな子供を連れて行くときは、走り回らないように手をつなぐといった配慮も必要です。
⑤カメラでの撮影は場合によってはできないこともあります。
必ず事前に確認して許可を得てから行いましょう。
以上のことを注意して、建て主への気配りを忘れることなく、参加することが大事です。
ではこれから、完成見学会に行くべき理由を紹介していきたいと思います!
実際のサイズ感が分かる
展示場などのモデルハウスとは違い一般的な広さの敷地に建てられており、リビングや玄関などもリアルなサイズ感です。
展示場のサイズ感はだいたいとても広いので、ほぼ参考になりません。
建て主の家族構成などを参考にすると、自分だったらリビングや玄関をもう少し広くしたいなぁなど、自分たちの家づくりに活かすことができます。より暮らしのイメージがしやすくなるのもポイントです。
生活動線をイメージすることができる
家づくりにおいて間取りもとても重要ですよね。
見学したお家の間取りを見るだけでなはく、実際にお家の中を動き回って見ると、自分の家事動線や生活動線にはどんな間取りがいいのかをよりリアルにイメージすることができます。
私が実際にとても役立ったのは、キッチンの広さや洗面脱衣室の位置を家事動線や生活動線をイメージしながら歩いて確認できたことです。
キッチンに実際に立ってみて、食洗器を使う時や、2人でキッチンに立っても狭く感じないか、シンクの高さはどのくらいが使いやすいかを確認できました。
住みやすさや使いやすさという点においては動線というのはとても重要なポイントです。
自分たちのライフスタイルにはどんな間取りがいいのかを考えるうえでとても参考になりました!
標準・オプションの仕様が分かる
展示場やモデルハウスは、オプション盛りだくさんです!グレードが高い物を使っているので、全然現実的ではありません。
何が標準仕様なのか、標準仕様を使うとどんな雰囲気なのかを完成見学会に行くことで知ることができます。
メーカーによって設備の標準グレードは様々なので、それをしっかり確認できる所も完成見学会のおすすめポイントです!
キッチンやトイレ、お風呂といった所だけでなく、床や天井、扉やスイッチカバーなどあらゆる所にオプション仕様があります。
気に入った所があれば、標準かオプションか聞いてみることをおすすめします。標準よりどのくらい価格があがるのかも質問すると、現実的な目線で見ることができました!
注文住宅は、自分たちで必要な設備やグレードを決めていくことになります。そのため予定より予算がオーバーしてしまったということも・・・
実際の家を見て設備や仕様を確認できると、そんな失敗も防ぐことができるかもしれません。
知らなかった設備を知れる
住宅の性能や設備などは、家を建てたいと考えないとなかなか調べたり知ることはできませんよね。
私も注文住宅を建てようと決めて、インスタやブログで調べて初めて、こんな設備があるんだぁと分かりました。
しかしそれでもまだまだ知らないことがたくさん。完成したお家を見学して、これはどうやって使うものなんだろう?と思うものがあり、新しい設備を知ることができました。
実際、全館空調って言葉は知っているけど、どういう仕組みなのかということも分からなかったんですが、見学したお家が採用されていて、設備や使い方を説明していただきとても参考になりました。
設備の種類はほんとにたくさんあるので、新たな発見をすることができる点も完成見学会のおすすめポイントです。
断熱・気密性が分かる
最近は、高断熱高気密住宅を謳っているメーカーや工務店が多いですよね。ホームページなどを調べると、断熱性能を数値で表していることもあるかと思います。
でも実際それがどの程度なのかというのは、実際に家に行かないと分かりません。完成見学会では、自分でしっかり確認することができるというのが行くべき理由の一つです。
例えば、寒い時期に完成見学会に行けば、どのくらい家が暖かいか自分の肌で感じることができます。
エアコンを何台使っているのか、何度に設定しているかなどもその場で聞けば、家の性能や快適さがより分かりやすいかと思います。
完成見学会は、不定期に開かれるので、なかなか行きたい時に行くというのは難しいかもしれませんが、可能ならば暑さ寒さを感じられる時期に行くと、家の性能が分かりやすいのでぜひおすすめです。
収納方法を確認できる
展示場では大きなウォークインクローゼットやシューズクローク、パントリーなどがついています。しかし実際の家ではそんなに広く作ることはなかなかできません。実際、戸建ての場合は面積の10~15%が一般的といわれています。
自分だったら何をどこに入れるかを考えながら回ることで、実際に家を建てるときのサイズ感を知ることができます。
また稼働棚か固定されている棚なのかなど収納方法も様々ですし、奥行きや高さも場所によって様々です。場所や収納方法を確認しながら回ることで、自分たちの家づくりの参考になりました。
色や質感が分かる
屋根や外壁の素材や色というのも、家づくりにおいて結構悩むポイントでした。
例えば白い家が建てたいなと思っていて、外壁を白にしたいとします。しかし白といっても素材(タイルや塗り壁)や色を何種類かある中から選びます。
そしてサンプルでいいなと思っても、実際に外で見ると違う色に見えたり、晴れや曇りの時では見え方が違ったりします。
白の外壁のサンプルでいいなと思ったものを太陽の光の下で見ると、真っ白すぎるなんてこともありました。
完成見学会では、サンプルではなく実際の色や質感を自分で確かめることができます。
外壁の色や素材が気に入ったものであれば、ぜひ品番などを聞いてメモしておくと家づくりにとても役立つはずです。
家づくりのアイデアがたくさん
展示場とは違い、実際に住む家だからこそ家づくりのさまざまなヒントが得られるのもいくべき理由です。
間取りや仕様など、建て主のこだわったポイントなどが、一つ一つの家で違います。実際に足を運んだからこそ得られる情報もたくさんあります。そして自分たちでは考えもしなかった素敵なアイデアを知ることができるかもしれません。
そしてその場所にいるからこそ感じたことや疑問に思ったことを具体的に質問できるというのもメリットです。おおよその金額も聞くと、そのメーカーでの坪単価やどのくらいの設備を入れられるかなど目安にもなるはずです。
スタッフの方の対応や知識の正確性なども知ることができるので、メーカーや工務店選びにも役立ちます。
まとめ
展示場と完成見学会では何が違うのか、参考になるのかな?なんて初めは思っていましたが、行ってみると参加しないのはもったいないと思いました。
いろんな事例を見ることで、ほんとにたくさんのことが知れるし、なかなか実際に住む新築の家の中を見て回るという機会はないと思うので、とても参考になりました。そして何より楽しかったです!家づくりのアイデアが満載なのでモチベーションアップにもつながりました!
最初は何をどう見たらいいのか分からないこともあるかと思いますが、何回か参加していくと自分たちの家づくりに何を大事にしたいのかが見えてくると思います。
せっかくの時間を無駄にしないためにも、情報収集や事前に聞きたいことや知りたいことを整理しておくと、より完成見学会を家づくりに役立てられると思います。
では最後に行くべき理由のおさらいです。
1.実際のサイズ感が分かる
2.生活動線をイメージすることができる
3.標準・オプションの仕様が分かる
4.知らなかった設備を知れる
5.断熱・気密性が分かる
6.収納方法を確認できる
7.色や質感が分かる
8.家づくりのアイデアがたくさん
マイホームは人生の中でも大きな買い物です。
納得のいく家づくりができるように、一度完成見学会に足を運んでみてはいかかですか?