こんにちは、「もりぽぽ」です。
訪問いただきありがとうございます!
本日は、新築住宅を検討するにあたって初めに検討するであろう、「住宅メーカー」について調べてみました。
皆さんは住宅メーカーというと何を想像されますか?やっぱり積水ハウス、大和ハウス、セキスイハイムなどなど…ですよね!テレビCMでもおなじみです。
では、ハウスメーカーとは…?ハウスビルダーとは…?工務店とは…?なんじゃーい!!?
という方も多いと思います。そこで、私なりに調べてみました。
この記事で分かること
・ハウスメーカーとハウスビルダー、工務店の違いやそれぞれの特徴
・自分に合った住宅メーカー(種類)の選び方
結論としては、住宅新築を検討する際にあなたが「何を重視するかによって、どの住宅メーカーを選べば良いかが決まってくる」ということです。
その理由を次から説明したいと思います。
住宅メーカーの種類と特徴について
住宅メーカーは大きく分けて4つに区別されるようです。それぞれの特徴をまとめてみました。
ハウスメーカー
ハウスメーカーは、全国で事業を展開しており、特に大手のハウスメーカーでは、冒頭でも触れましたが、テレビで頻繁にCMを流したり、モデルハウスを見学したりできることから、住宅を建てる前から完成後のイメージを掴みやすいというメリットがあります。
また、規模が大きく会社の経営も安定しているところが多いため、アフターサービスなどの対応を安心して任せられるのではないでしょうか。
一方で、営業活動に費用がかかるため、工務店などに比べて価格が高くなりがち、といった特徴もあるようです。
また、独自規格の商品を持っている会社が多く、「セミオーダー」が中心となるため、設計の自由度には制限があるといわれています。
「セミオーダー」とは、ハウスメーカーがあらかじめ用意したいくつかの決まったプランの中からデザインなどを選んでいくことであり、住宅を建てるときに特別なこだわりがある人の場合は物足りなさを感じるかもしれません。
ですが、ハウスメーカーのなかにはデザインに力を入れている会社も実際には多く見られますので、気になるハウスメーカーがある場合は、その会社ではどういった家が建てられるのか、調べておく必要があります。
ハウスビルダー
ハウスビルダーや工務店については、ハウスメーカーと対称的に、総合展示場にモデルハウスを持っていないことも多いため、完成後のイメージが掴みにくいかもしれません。
さらに、ビルダー・工務店は全国展開しておらず、限られた地域で施工をしている点も特徴のひとつです。ですが、施工の地域が限定していると、融通が利きやすいというメリットにもつながります。
なお、ハウスビルダーと工務店を明確に分けることは難しいようです。ですが、その性質には違いがあるといわれています。
ビルダーは、一部施工会社と契約をして施工を行っている場合もあるため、工務店よりも少し広い範囲を事業の対象としている会社が多いです。このため、年間の販売実績で見ると、年間30棟前後かそれ以下を工務店、それ以上であればビルダーという区別の仕方をする場合もあるようです。
また、ビルダーの中には、注文住宅中心の会社もありますが、建売住宅中心の会社もあります。規模の大きなビルダーでは、ハウスメーカーと同じようなセミオーダー型の注文住宅を扱っているところもあります。
工務店
工務店は、先ほどハウスビルダーのところでも説明したとおり、完成後のイメージが掴みにくい、対応できる地域が限られている、などのデメリットがあります。
しかし、工務店には工務店の魅力があります。
工務店は、ハウスメーカーやハウスビルダーよりも「注文住宅を中心」として展開しており、設計に対する自由度が高いです。また、ビルダーよりもさらに地域密着型です。ご近所さんなので、アフター対応もすぐに駆け付けてくれるなどのメリットもあります。
また、工務店には「地域密着型の職人集団」というイメージを持つ人も多いと思いますが、このイメージが象徴しているように、自社が手がける住宅に対して、施主の要望を叶え、地域の特徴を活かしたオーダーメイドの家づくりをしている、という気概がある会社が多い点が大きな特徴のひとつではないでしょうか。
設計事務所
設計事務所については、日本では設計から工事・完成までをひとつの会社に委託する形態がほとんどで、設計事務所での家づくりはあまり一般的では無いと思います。逆に海外では、一つの会社にすべてお願いする方が少ないようです。
設計事務所は、より個性的な家、デザイン重視の家を求める人にはひとつの選択肢となるのではないでしょうか。
施主の要望に合わせて設計を行ない、施工は別途工務店などに委託します。着工後も工事の進行管理、工事費のチェック、品質のチェックなど「設計監理」という立場で完成まで関わりますので、費用の透明性確保や、施主に代わってしっかりと監理してもらえる、という特徴があります。
誰にも真似できない自分だけの家が建てたい、という方にはピッタリです。
住宅メーカーの種類と特徴についてのまとめ
これまで説明してきた内容に、一部情報を追加して、以下のとおり表にまとめてみました。一般的に言われている内容を独自にまとめたものですが、住宅メーカーに明確な区別の仕方は無いようですので、おおまかなイメージとしてそれぞれの特徴を捉えていただければと思います。
ハウスメーカー | ハウスビルダー | 工務店 | 設計事務所 | |
---|---|---|---|---|
販売エリア | 全国 | 3つ以下の 都道府県 | 都道府県の 中の一定の地域 | 事務所により様々 |
年間着工棟数 | 数百~数千棟 | 約30棟~数百棟 | 概ね30棟以下 | 事務所により様々 |
坪単価(目安) | 40~100万円 | 20~70万円 | 30~70万円 | こだわるほど高額に |
特徴(メリット) | ・モデルハウスが多くイメージを掴みやすい ・経営が安定しており、長期保証で住んでからも安心 ・憧れのブランド ・デザインに力を入れている会社も多い ・規格が決まっているため完成までの期間が短い | ・価格はハウスメーカーよりは安価な場合が多い ・地域では厚い信頼を得ている場合も多く、工務店よりも広範囲の地域をカバー可能 ・経営は比較的安定 ・ハウスメーカーに近い形態も可能 | ・価格はハウスメーカーよりは安価な場合が多い ・地域密着型で地域の特徴に合った家づくりが可能 ・アフターフォローも小回りがきく ・オーダーメードの注文住宅が大半を占めており、設計の自由度が高い | ・完全自由設計希望の場合は総合的に費用を抑えられることも ・個性的な家、デザイン重視の家を建築可能 ・建築にかかる費用が適正になる(透明化される) ・施主に代わって、工事監理を適正に実施 |
特徴(デメリット) | ・高額になりがち ・決まった規格の製品は地域の特徴を反映しにくい場合も ・住居に関してはセミオーダーが中心で、設計自由度に制限がある場合も | ・モデルハウスが少なくイメージが掴みにくい ・ある程度地域が限定 ・セミオーダー中心やフルオーダー中心があるため、希望に合ったビルダーを選ぶ必要 | ・モデルハウスが無く、イメージが掴みにくい ・地域が限定される ・経営状態は会社により様々 ・知識や技術も様々であるため提案力が乏しい場合も | ・こだわるほど価格が高額になりがち ・要望に合った設計者を探すのが大変 ・完成までに時間がかかる ・完全自由設計のため施主で決める事項が多い |
ハウスメーカー | ハウスビルダー | 工務店 | 設計事務所 |
では、結局どのように住宅メーカーを選べば良いのか!?が気になるところかと思いますので、次でまとめてみました。
自分に合った住宅メーカー(種類)の選び方
実は、どの住宅メーカーを選べば良いのか、に答えはありません。ですので、下にそれぞれの住宅メーカーの特徴を比較表にしてまとめてみました。
ハウスメーカー | ハウスビルダー | 工務店 | 設計事務所 | |
---|---|---|---|---|
設計の自由度 | △ | ○ | ○ | ◎ |
デザイン | ○ | △ | △ | ◎ |
費用 | ○ | ◎ | ◎ | △ |
住宅性能 | ○ | ○ | ○ | 要望により様々 |
施主の負担 | ◎ | ○ | △ | △ |
完成までの速さ | ○ | ○ | △ | △ |
価格の透明性 | △ | △ | △ | ○ |
アフターサービス | ◎ | ○ | ○ | △ |
ハウスメーカー | ハウスビルダー | 工務店 | 設計事務所 |
比較表を見ていただくと、どの項目を重視するかによって、自分に合った住宅メーカーの種類はどこなのか、判断する目安になると思います。それぞれ強み・弱みがありますが、やはり皆さんが一番気にされるのは、費用や設計の自由度、アフターサービスなどではないでしょうか。費用重視の方は「ハウスビルダー・工務店」、アフターサービス重視の方は「ハウスメーカー」、設計の自由度重視の方は「設計事務所」といった感じでしょうか。
一方で、特に費用(価格)については、近年は全国規模のハウスメーカーの中にもローコストな注文住宅を提供している会社もあるようですし、逆に地域密着型の工務店でも住宅性能などでハイクラスを売りにしている高価格注文住宅を建てているところもあるようですので、この比較表が必ずしも正しいとは限りません。皆さま、気になる住宅メーカーがありましたら、ぜひ調査してみてください!最初は面倒ですが、住宅メーカーごとの考え方の違いが分かってくると、意外と楽しいですよ!
まとめ
今回は、ハウスメーカーとハウスビルダー、工務店、設計事務所など、住宅を建てる際の住宅メーカーについて、それぞれの違いや特徴について、まとめてみました。また、自分に合った住宅メーカー(種類)の選び方の参考のため、それぞれの住宅メーカーの比較表もまとめています。
それぞれの住宅メーカーには、それぞれ「強み・弱み」がありますので、最終的には住宅新築を検討する際にあなたが「重視するポイント」によって、どの住宅メーカーを選ぶかが決まってくることになります。
住宅新築は、ほとんどの方が一生で一番大きな買い物になると思いますので、慎重に、でも楽しみながら、検討できると良いですね!私の記事も参考になれば嬉しいです!
では本日はこの辺で…
雑談
ちなみに、私はというと、地域密着型の「ハウスビルダー」にお願いすることにしました。
地域密着型だけど、少し手広く事業を展開されていて、ハウスメーカーに近い住宅メーカーさんです。
初めは、財務体質も安定していて、アフターサービスも長期保証などが付いているハウスメーカーにすることも考えましたが、最終的に、やはりコスト面でハウスビルダーに落ち着いた、という感じです。
一生で一番高い買い物・・・コストも重要です。。。